北村桂子

ウォーキンガム, イギリス

 

箏の名産地として広く知られる広島県福山市に生まれる。幼少期より生田流大師範である叔母、北村京子から箏、三絃、唄を習う。

イギリスに住んで15年以上になるが、現在もイギリスを拠点にソロ活動の傍ら古典箏曲をはじめ西洋の現代音楽まで、古今東西問わず様々なタイプのミュージシャンとの共演など幅広く活動している。中でも注目を集めたのは、ロンドン﹒オリンピック開催フェスティバルであるBT リバー﹒オブ﹒ミュージック、グラストンベリー﹒フェスティバル、ロニー﹒スコッツ、キングス﹒プレイス、BBC レディオ 3。パブリック﹒イメージ﹒リミテッドのベーシストとして知られるジャー﹒ウォブル氏のニッポン﹒ダブ﹒アンサンブルのレコーディング﹒セッションに参加し、その後メンバーとして数ヶ月間イギリス、ヨーロッパ﹒ツアーに同行。それを皮切りに桂子の音楽のポートフォリオは伝統的日本の古典、モダン﹒ジャズ、即興、インディー音楽、南アジア音楽と幅を拡げる。

ソアス(ロンドン大学 東洋アフリカ研究学院)で発足したジャパニーズ﹒ミュージック﹒ソサイエティーのメンバーであり、現在もそこから生まれた三曲グループ、響アンサンブルのメンバーで、イギリス各地で多様なコンサートやワークショップを通して三曲音楽を魅力を広めている。

また、2014年度宮城道雄記念コンクール 作曲部門にて秀位を受賞。秀逸な演奏で名高い砂崎知子氏が創立、代表を務める箏道音楽院会員。